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老いることは悲しい? [生老病死の苦しみ]

間もなく49歳になろうとしている。

思えばよくぞここまで生き永らえて来たものだ。

ずいぶん体に悪いことをしてきたと思うし、無鉄砲故なんども大きな事故に遭った。

生死の狭間でフラフラ・・・
しかし何でかいつもぎりぎりのところで、生きる側に倒れる。
「う~ん、やっぱなかなか俺は死なないなぁ」
まだやるべきことが残っているんだな・・・きっと

そんなこんなで早50年近く経った。

若いつもりがいつの間にか押しも押されぬくたびれた中年になり下がった。
心はまだ若い方だと思う。

でも・・・

体は完全に中年オヤジのそれである(TT)

顔の皺は際限なく増え続け、頬の肉はたるんで更に皺の深さを際立たせる。

腹は醜く脹らみ、すでに弱った腹筋では支えようも無い。
俗に言う地獄にいる餓鬼の姿に似ている。

体力は年々衰え、覇気はどんどん無くなってくる。

全くマイナス要因ばかりである。

しかし老いること(年を取ること)は悪いことばかりではない。

経験を積むことによって、様々な場面で的確な判断、結論を出すことができるようになった。
たくさんの選択肢の中で、どれが今一番必要で正しいのかを瞬時に導き出す能力が備わった。

反射神経と身体能力とかは衰えたが、代わりに危険察知能力と判断力が強化された。

物事を広く離れたところから見ることが出来るようになり、狭い世界の思い込みによる失敗は減少した。

目の前の僅かな情報だけで判断していたのが、それに経験をプラスすることで更に選択肢を増やし、結果最善と思われる決定を出せるのだ。

何もこれは実生活の経験だけのことではない。

時間を経過する中、あらゆる書物などから得た情報も蓄積されてくる。
日々新聞から取り入れるニュース然り、本を読むことによる情報然り、また耳から入ってくる言葉など
長く生きていればいるほど、自然とどんどん蓄積され、それは前述の判断を迫られた時の有効な選択肢を増やすことに貢献するのだ。

私は十代の頃施設生活をしたことがある。
日々の生活は判を押したようなものだったが、唯一救われたのが本を読むことは自由だったことだ。

ツルゲーネフの初恋に始まり、阿刀田高のショートショート、五木寛之の青春の門、司馬遼太郎の国盗り物語、隆慶一郎の一夢風流記、実生活のハウツー本、その他ありとあらゆるジャンルの本をとにかく時間のある限り読み漁った。

図書係を拝命していた私は、自由に施設の図書棚に、図書保管庫から好きな本を補充できたのも幸せだった。

1年間の在所期間で、ほぼ図書保管庫の本は読んでしまった。

それぞれの本に書かれていたことを、すべて思い出せるかというとそんなわけはないが、数十年経った今でも、こうして文章を書くときには、それらの本の中の表現法だったり、文章の一説だったりがポッと浮かんでくる。

またそれら本の中の主人公らの考えや、行動は私が実際に経験していないにも関わらず、ひとつの経験値として私の中に蓄積されている。

年を取る=時間をただ過ごす ではないのだ。

年を取る=経験値をどんどん上げる そう考えている。

子どもとお年寄りは国の宝だと私は我子たちに教えている。

子供には無限の可能性があり、お年寄りには膨大な経験値(経験則)がある。

いずれも社会的に見ると小さく弱い存在に見える。
だがこの小さく弱く見える存在が宝なのである。

生き物はだんだんと年を取り衰えていく。
これは自然の摂理で致し方無い。

老いてゆく自分を見るたび悲しくもなる。

しかしただ年を取ることだけはしたくないと思う。
最強のジジイになってやろうと思う。

誰よりも聡明であれ
誰よりも慈悲深くあれ
誰よりも澄んだ心を持て

そしているだけで周りが温かくなる、そう太陽のような存在

そこを目指して一気に走り抜けることができたら、きっと今の老いる悲しみなんて小さな悩みは消滅するんじゃあないか?(消滅じゃなくて痴呆で忘れるてえのがホントだけど^^)

私の書く文章にまとまりは無い。
まとめようとも思ってない。

ただ頭の中身をぶつけるのみ。

そこはいつも書くけどごめんなさい。

最後に・・・

自分より小さな存在を軽視するべからず
あんたたちもそのうち年取って小さくなっちゃうんだよ

よく介護の現場で見た光景・・・

年老いた親たちを下に見た発言。
老いては子に従えの諺通り、それに従う諸先輩方

でもね先輩方の眼は死んではいないし、奥底では笑っていないよ

自分のしたことは自分にかえってくる。
だからみんな優しくしてねm(_ _)m

それは将来の自分のためでもあるんでw

今日も何とか生かされている
感謝(拝)




















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