ガス溶接技能講習を修了した [生きている喜び]
ガス溶接の資格を得たw
昨日、2日間の技能講習を終えて、晴れて免状が交付された。
講習の内容は、初日ALL学科、翌日1時間学科の、残りは実技研修。
やはり若手が大多数、私に近い年齢の方は1名だけだった・・・
ガス溶接は、国が指定する16の制限業務のうちのひとつで、実は危険が多い業務であることを認識した。
特にガス溶接でポピュラーな、アセチレン&酸素の溶接で使われるアセチレンは、かなり危険な代物であることを学習した。
このアセチレン・・・
一般にガス爆発を起こすには、空気中の濃度が関係するのだが、他のガスが小さな範囲で爆発を起こすのに対し、広範囲の濃度でこやつは爆発を起こすらしい。
空気中濃度2.5%~100%
酸素中濃度2.3%~100%
空気中にアセチレンが濃度2.5%あったら、爆発するのである(^^ゞ
しかも多くのガスが、支援ガスの助けを得て、燃焼・爆発を起こすのに対して、アセチレンは、支援ガスの助けを得なくても、自分自身の分解熱で発火・爆発を起こすのだ。
これは圧力が高ければ高いほど、そのリスクは高まる。
なのでアセチレンの使用圧力は、0.13MPa(メガパスカル)以内と法令で定められています。
これを超えて使用することは、分解爆発の原因となるそうです。
知らなかった・・・(^^ゞ
昔アセチレンボンベや、酸素ボンベを普通に横にして使っていた覚えがあるけど、これもいけないらしい。
特にアセチレンボンベは、中に多孔質のマスというものがあって、そこに溶解アセチレンを充てんしているので、尚更立てて使わなくてはいけないとのことだ。
アセチレンは昔カルシウムカーバイトに水を反応させて、アセチレン発生器で作っていたが、今はアセトンなどに溶かして充てんしているそうです。
溶解アセチレンと呼ぶのは、このことからなんだそうです。
この2日間で本当にいろいろなことを学び、そしていかに今まで安易に取り扱っていたかなどを知りました。
運良く重大事故は起こさなかったものの、いつこれが起こってもおかしくない取扱いをしていたと思うと、正直ぞっとしました。
実技は、直線切りと、丸抜き、最終実技試験は、ドーナツ形に切り落とすものでした。
対する鉄板は9mm厚だったので、問題ないと思って臨みましたが、人前でやるということはなかなかどうして緊張します。
あれほど工場で簡単に切れたものが、何故か切れないのです(TT)
手は震えるし、緊張するしで・・・
でも何度か切るうちに、感覚が戻って来て、最終試験は問題なくクリア出来ました。
一緒に参加した15名、無事全員合格でしたw
ちょっとした縁でしたが、やはり同じ目的に向う者同士、妙な連帯感が生まれるものです。
一人だけ実技でやり直しをくらいましたが、その方がうまく落とせたときには、残る全員が「よっしゃー!」という感じでしたw
こうして無事に「ガス溶接」の免状を得ることが出来ました。
来週はフォークリフト技能講習4日間が待っています。
少ない脳髄をフルに活動させ、真剣に臨みたいと思っています。
こんな年で勉強やら、実技を学ぶやら、思ってもいなかった展開に、少しばかり戸惑いながらも、それでも何とかなるものだと嬉しい気持ちになりました。
一生勉強!
学べるということは楽しく感謝すべきことだと思いました。
これも生きていればこそ・・・
残す人生愚痴ることなく、諦めることなく、開き直ることなく
実直に目の前の課題をクリアすることに全力を注ぎ、そして自身がどこまでレベルアップできるのか・・・?
そんな挑戦の人生を歩めることは、本当に面白く楽しく、そして有難いw
嗚呼、生きているって素晴らしい!
今日の命に感謝(拝)
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